今まで日記にゲームの話題を書いたことは
なかったのですが、実はけっこうゲーム好き
です。
今日、書店に寄って見つけたゲーム攻略本
がなかなか面白いので、今日はそれについて。
『ブシドーブレード弐 完全制覇読本』
宝島社 1000円
さて、このブシドーブレードというのは、
ファイナルファンタジーなどで有名なあの
スクウェアが出したチャンバラゲームです。
セガのバーチャファイターやナムコの鉄拳
など、いわつる3D格闘ゲームとビジュアル
的には似ていますが、ゲーム性は全然別な
ものです。
格闘ゲームが技を出し合って体力を削って
いくのに対し、ブシドーブレードは攻撃が
深く当たれば一撃で勝ちという、一撃必殺
です。
防御ボタンもなく、攻撃に対しては自分も
攻撃ボタンを押し、武器を当てて防ぎます。
刀は構えているだけで防御効果があるので、
相手の隙を狙って攻撃を繰り出し、白刃が
ぶつかりあうスリルを味わうことができます。
勝負の結果よりも、その過程を楽しむこと
ができ、チャンバラごっこに近いものがあり
ます。
さて、私は先に「攻略本」と書きましたが、
この本で実際にゲームクリアのための技術
を解説したところはごく一部です。
ではなぜ、「完全制覇」と題しているのか?
なんと、この本が「チャンバラ」について
網羅しているのです。
武士道の解説から、居合い抜きの取材。武器
の歴史や侍について。最後にはチャンバラ映画
や漫画のヒーローや技を解説しています。
そう、チャンバラゲームを楽しむには、まず
チャンバラを楽しまねばならない、という
コンセプトに時代劇ファンの私が惹かれないわけ
はありません(笑)
さすが、宝島社らしい目の付け方とも思います
が、目を付けさせたこのゲームもやはりすごい。
ブシドーブレード弐はPSで発売しています。
時代劇好きの人などは是非、一度やってみて
下さい。機会があったら対戦しましょう(笑)
追伸:明日の日記はお休みです。
1、2日の行動は明後日
のレポートにて!
今日は、小説をアップしました。
と、言っても古いものなので、自分で読んで
いるとかなり恥ずかしいです。
さて、いちおう各作品に対するコメントの
ページを作ろうと思っていたのですが、面倒
なのでここに書いてしまいます。
昔、サークルに出した作品なのですが、
実は高校の頃に書いたものです。
当時、私は藤沢周平を読んでいたのです
が剣劇の描写に不満があり、自分で書いて
みようと思ってこの作品を完成させるに
至りました。
ストーリーは藤沢先生の影響か、いくぶん
暗め。最期の剣劇描写を書くのが目的だった
のですが、そこまでの運びにも案外力が入り
ました。
土地や流派の名前などは、調べるのが大変
なので全て架空です。また、江戸時代の藩組織
などについてもよく知らないので、詳しくは
書いていません。
知らないことは書かず、書くなら徹底的に
調べなくてはならないと、この作品で学びま
した。
この作品には台詞がありません。
仇討ちの時の口上がわからず、いろいろと
思案しました。一番もり上がるところで何も
言わないのは変だが、全編に台詞がなければ
目立たないだろうと考え、全ての台詞を削り、
演出ということにしています。
まあいろいろ無茶をしていますが、初めて
書いた作品なので、お許しを(笑)
『竜と騎士』
初めてファンタジーに挑戦した作品です。
戦闘のプロとしての騎士、生物としての竜を
書いてみようと思いました。
ただ、戦闘のプロが綿密に作戦を立て、集団
で戦いを挑み、当然のように勝つという非常に
面白みのない作品になってしまいました。
その他の要素はとってつけたようなものです
し、オチもいまいちなので、少数精鋭の部隊に
して、人物をもっと書き込めば良かったと反省
しています。
NHK教育テレビのアニメで放映されるような
作品と思って書いた作品です。
〆切に追われ、2日で書いた作品だったので、
文章が散文的で会話の割合が非常に多い作品に
なってしまいました。
ちなみに、続きがありそうな展開になって
いますが、書いてません(笑)
以上です。あまり納得のいく作品がないのは
なんですが、これからもがんばります。
本の紹介。
東野圭吾『魔球』
講談社文庫 550円
野球好きの知人に薦められて読みました。
ジャンルは推理小説に当たるのでしょうが、
高校野球を絡めた事件の展開は珍しく、新鮮
でした。
九回裏、二死満塁。春の選抜高校野球大会
で開陽高校のエース、須田武志の投げた球は
ホームベースの手前で大きく揺れ、落ちた。
捕手は球を後ろにそらし、彼らの甲子園は
終わる。そして、事件は始まった。
開陽高校の捕手北岡は愛犬と共に刺殺体で
発見され、野球部の部員達は……。
読み終わってみての感想は、推理小説と
しての出来は平凡かな、というところでした
が、特筆するべきなのはむしろ、開陽高校
野球部員達の繰り広げるドラマでしょう。
ピッチャー、須田武志の野球に賭ける執念
は、ただ爽やかな青春スポーツドラマとは
一味ちがい、そこには悲壮さすら漂います。
また、天才ピッチャーの力で甲子園に出場
してしまった平凡な部員達の心情や、自慢の
兄のような才能には恵まれなかった武志の弟、
勇樹のあこがれなど、ただ輝くだけではない
青春を描いた作品です。
推理小説のみならず、高校野球が好きな人
にもお薦めです。
先週の土曜日、Jリーグの試合で浦和レッズ
が鹿島アントラーズに4対1と快勝。
Jリーグ開幕のころからレッズを応援して
きた私としては感無量です。
もともとレッズを応援するようになったのは
地元だったからという程度だったのですが、
開幕当初のあまりの弱さに思いっきり熱が入り、
すっかり夢中になってしまいました。
野球はTVでもあまり見なかったというのに、
サッカーは一日かかって電話でチケットを予約
し、国立競技場や浦和の駒場競技場まで見に
行ったものです。
昔のレッズは福田というエースがいたものの
守備が弱く、散々な試合をしていましたが、
元ドイツ代表ブッフバルトの加入によって守備
を強化。
リーグ上位に行くようにもなり、かつては
名古屋グランパスエイトと最下位を争っていた
事が嘘のようです。
昔はただ足が速いだけだった(今でもそうだが
昔はもっと下手だった)岡野も日本代表に選ばれ
日本のワールドカップ行きを決定するなど、夢に
も考えなかったことが起こったりすると、応援
してきたかいもあったなと思います。
さて、6月にはいよいよワールドカップの開催
です。世界のレベルはあまりに高く、冬期五輪の
ような興奮はないかも知れませんが、応援し続け
れば今のレッズのような事があるのでは?
と、密かに思っています(笑)
32年後くらいに……どうでしょうね?
昨日、アメコミについて書きましたが、最近
私に衝撃を与えた2冊のアメリカンコミックが
ありました。
それぞれ、マーベル社の『MERVELS』
DCコミックスの『KINGDOM COME』
という作品で、どちらも小学館発行です。
アーティストはどちらもアレックス・ロス。
ペインテッド・コミックと言われるジャンル
でいわゆるアメコミの絵ではなく、写真の様な
細密画でリアリティーを追求しています。
200ページに渡って書き込まれた絵にも
驚くべきものがあるのですが、何よりも衝撃的
だったのはそのストーリーです。
まず、『MERVELS』から。
マーベル世界に初めて超人が現れたのは、
1939年。物語はそのときから、一人の新聞
記者の目を通じて描かれます。
超人的な力を持ったヒーローに人々は畏敬の
念を覚え、その活躍に惜しみない賛辞が贈られ
ます。
しかし、だんだんと超人の数が増え、様々な
立場のヒーローが出てくると、人間と利害の
相反する者や、思想の違いから超人同士の対決
に及ぶ者などが出てくるのです。
事件を起こすのが超人ならば、それを鎮める
のも超人。一般の人々は争いが収まるのをただ
怯えて待つしかなく、ヒーローへのあこがれは
恐れへと変わっていきます。
人々は超人が必ずしも聖人君子ではないと
いう事に気づき始めたのです。
人々のためと信じて戦ってきたヒーローも
その変化に戸惑います。戦えば市民を巻き添え
にしたと非難され、戦わなければ臆病者と叩か
れるのです。
この作品は力を持つ者がどう振る舞えば良い
のか、そして力を持たない者はどうすれば良い
のか、という問いを投げかけます。
作品内で、その答えは提示されません。
主人公の記者は常に超人の真実を報道しよう
と奔走しますが、最期には自分が超人に感情
移入しすぎたと気づき、次の世代に大きな宿題
を残して引退してしまうのです。
次は『KINGDOM COME』
こちらはもっと過激な話です。
DC世界で最も強い男として知られる鋼鉄の
男ことスーパーマンは、その力だけではなく
高潔な人格を以て人々に尊敬されていました。
しかし、彼の悪役に対する甘さにつけ込まれる
ことも多く、世論はやがて、過激に悪役を抹殺
する新世代ヒーローへと傾いていきます。
限界を感じたスーパーマンは引退。彼の率いる
ヒーローチーム「ジャスティスリーグ」も解散
してしまいます。
そして月日が流れ、十数年後。超人ヒーローと
悪役の争いによって世界各地で争いが勃発。
アフリカは焦土と化し、全人類はスーパーマン
の復活を望みます。アマゾンの平和大使である
ワンダーウーマンの説得により復活したスーパー
マンは、ジャスティスリーグを再結成。
力で物事を解決するという自らの信念と反する
行為に苦悩しながらも、圧倒的な力で世界中の
超人を仲間に加え、従わない者を収容所へ送って
いきます。
しかし、スーパーマンの友でありライバル
でもあるバットマンの予測通り、スーパーマンへ
の不満は高まり、収容所で大規模な暴動が発生。
混乱を収めようと現場へ向かうスーパーマンの
前には超人の全滅をもくろむ宿敵、レックスに
洗脳されたかつての親友キャプテン・マーベルが
立ちはだかります。
ジャスティスリーグ、暴動超人、そしてバット
マンの率いる鎮圧部隊を加え、焦土と化した
アフリカで始まる超人達の戦争。
争いの拡散を恐れた国連は核爆弾の投下を決定
し、最期の審判の時がやってきます……。
超人類か、人類か、どちらかが消えなければ
ならないとき、人々を守るために戦ってきた超人
はどうすれば良いのか?
単純な正義感を尊ぶ社会に、この作品は一石を
投じようとしたのかも知れません。
原色のコスチュームをまとった正義の味方と
複雑な社会、政治問題。一見ミスマッチな両者の
融合に私は深い衝撃を受けました。
アメリカンコミック、ますます目が離せません。
アメコミってご存じですか?
ご存じでなくとも、スーパーマンやバットマン、
人によってはX−MENなど、聞いたことはある
かと思います。
アメリカンコミックはスーパーヒーローを題材
としたものが多く、原色のコスチュームや劇画調
の絵など、日本では受け入れられにくい要素が
多く、メジャーではありません。
私はこのアメコミが好きなんです。
日本のコミックは一人の漫画家が時には原作者
と組んで一つの作品を進めていくのが普通ですが、
アメコミでは出版社と契約を結んだライターと
アーティストが組み、その出版社の作品を手がけ
ます。
作品とライター、アーティストの組み合わせが
固定ではないため、様々な切り口から一つの作品
を楽しむことがあります。
また、会社ごとに共通の世界観を持っており、
たとえばマーベルコミックスのキャプテンアメリカ
とX−MEN、超人ハルクなどはマーベル社の共通
世界に、バットマンとスーパーマンはDC社の世界
で活躍しています。
このため、マーベル社のキャラクターである
X−MENとキャプテンアメリカが思惑の不一致に
よって対決したり、スパイダーマンと超人ハルクが
対決したりします。
社会問題を取り扱うものも多く、例えばX−MEN
の主人公達は突然変異によって特殊な能力を身につけ
て生まれたミュータントであるために社会から差別
され、迫害されています。
このように、アメリカンコミックは複数のライター
やアーティストが一つの作品を題材に競ったり、複数
の作品を融合させて新しい作品を作り出したりする
不思議なジャンルなのです。自由の国ならではの発想
とも言えるでしょう。
ライター同士の思惑の違いや解釈の違いによって、
作品に混乱をもたらすこともありますが、競作の魅力
というのは捨てがたいですね。
例えば、島本和彦と車田正美の競作など、見てみたい
ものです。
機会があれば、みなさんもアメコミを手に取ってみて
下さい。小学館から出ている『X−MEN』の1、2巻
や『スーパーマン/バットマン』などがお薦めです。
今日は一日、部屋の片づけをしていました。
先日、MDラジカセを買ったと書きましたが
部屋が散らかっていて机の上以外にスペースが
なく、教科書をどかして置いていました。
これではいかんと思って、昼から始めたの
ですが、積み上がった本の量に我ながら閉口。
私は途中で文庫本などに注意が移り、読み
ふけってしまう事が多いので、部屋の床全てに
積み上がったものをばらまき、片づけられない
と寝られないような状況に自らを追い込んで
始めるようにしています。
今日は本に夢中になることもなく、片づけに
専念していたのですが、息抜きに入ったチャット
に長居して、片づいたのは夜11時(笑)
まあ、部屋もすっきりして清々しいですが、
何日持つことやら……。
日記のファイルが40kにもなってしまった
ので新しくしました。
本の紹介です。
倉知淳『日曜の夜は出たくない』
創元推理文庫 680円
掲示板にもおすすめとあったので、読んで
みました。
この本の解説は前に紹介した『東京異聞』
の小野不由美先生が書いているのですが、
そこにもあるようになかなか面白さを伝える
のが難しい作品です。
この作品は、短編推理小説集です。表題の
「日曜の夜は出たくない」を初めとした七つ
の作品は、それぞれ別人の視点から語られ、
探偵役の猫丸が事件の真相を推理して終わり
ます。
スポットを当てるとしたらこの猫丸という
キャラクターにという形になりますが、これ
がなかなか説明しにくい人物で、「猫のよう
な容貌で、背広が似合わない30過ぎの男で
人なつっこく、おしゃべり好き。神出鬼没で
なにをして暮らしているかは不明」という
ところです。
特徴的なのは、この猫丸という人物がいわ
ゆる「素人探偵」という役所ではないという
こと。
彼の目的は事件を解決することではなく、
自分の疑問を解決することにあります。
だから、警察の捜査に介入したり、犯人を
追い詰めたりする事もなく、その場にいる
人間に自分の推理を語って聞かせる程度の
事しかしません。
つまり、素人の疑問を解決する推理好き素人
という役柄なのです。
事件もあまり大きくはなく、謎は毎回一つ。
ヒントはしっかりと読者に提示され、最後
に猫丸が語って聞かせるというシンプルで
正統派の作りは読んでいて小気味良く、大作
ではないので気軽に一遍ずつ読めるという
良作でした。
また、作品毎に文体や語りかたを変える
器用さはなかなかで、そういう点にも感心。
この作者、他の作品も読んでみたいです。