- 夏の本シリーズ第22段
- 『狂骨の夢』
- 京極夏彦・講談社
- シリーズ第3段です。
- ちなみに、このシリーズ新書ですが
- 1冊1000円……。高いですがその
- 値段に見合った内容があります。
- 今回は一人の女性が見た夢を中心に
- 骨がキーワードとなって話が展開しま
- す。今までのシリーズの中では一番、
- 怪談色が濃い物語で、多くの人物が
- 見る夢やコンプレックスが交錯した
- 不気味な話となっています。
- 読むとなかなかやめられないため、
- つい2日ほどで読んでしまいます。
- あと3冊あるのですが、すぐに揃え
- てしまいそう……予算が大変です(笑)
- 夏の本シリーズ第21段
- 『魍魎の筺(もうりょうのはこ)』
- 京極夏彦・講談社
- さて、前に紹介した「姑獲鳥の夏」の
- 続編に当たります。
- 今回は事故で謎の研究施設、美馬坂近代
- 科学研究所に運ばれ治療を受ける少女、柚
- 木香奈子とそれをとりまく人間関係、そし
- て連続バラバラ殺人事件を軸に、偶然と
- 必然が複雑に絡み合い、物語が展開して
- いきます。
- 例によってオカルト的な事象を解決する
- この物語の探偵役、京極堂の論理には感心
- します。元鬱病患者である主人公、関口巽
- を始めとする奇妙な登場人物群も相変わらず
- 魅力的です。
- 夏の暑い時期に読む怪談推理小説、最高で
- しょう。
- 小説「木星のティベル」をアップし
- ました。これは私が大学二年の頃に
- 書いたもので、けっこう思い入れが
- 深いのですが、それだけに完成度が
- 高くないことが悔やまれます。
- 毎度のことですが、会誌に出す作品
- は〆切に追われて中途半端に終わって
- しまうことが多いです。
- 今回もその典型的な例で、最後の
- 方の会話にあまり脈絡がありません。
- まあ、書いているうちに何を言いた
- いんだかわからなくなったりしていま
- す(笑)
- SF的には、隔離された理由などが
- 弱いし、木星は近すぎますね。
- 書き直すなら別な恒星系でワープ
- ゲートが封鎖された、とでもします。
- 当時はあくまで可能な技術にこだ
- わっていたのですが、最近はあくまで
- 物語が中心にあり、設定はある程度
- 都合のいいように作ろうと思ってい
- ます。
- 読んだ皆さんの感想をお待ちして
- います。
- 札幌から帰ってきました。
- 向こうはとても良い季候です。
- 気温が低いのもありますが、何よりも
- 湿度が低いのが過ごしやすいです。
- まあ、あまり観光はしていないのです
- が、少しばかり写真を撮ったので見て下
- さい。
写真はこちら!
- さて、復活したばかりの日記
- ですが、以前にも書いたように
- 札幌へ行きます。
- 出発は17日なのですが、
- 15日のコミックマーケットで
- オフ会があったり、出発の準備
- があったりとごたごたしている
- ので日記はしばらくお休みです。
- 23日の深夜に帰ってくるの
- で日記は早くて24日に再開と
- なります。
- 帰ってきたら、札幌の写真な
- ども掲載する予定ですので、ご
- 期待下さい!
- 明日から有明ビッグサイトで
- コミックマーケットが始まりま
- すね。
- コミックマーケット、通称
- コミケとは大規模な同人誌の
- 即売会です。
- 同人誌とは商業ベースに乗ら
- ない趣味の作家が投稿する本の
- 事を言いますが、まあ、全国か
- ら同人誌を書いたり、それを
- 買ったりする人が集まるわけ
- です。
- 私自身も大学サークルの会誌
- を売っていたことがありますが、
- 買う方にはあまり縁がないです。
- 今回のコミケには全国から多
- 数のネット知人がやって来るた
- め、たいへん楽しみにしていま
- す。人と会うだけで一日つぶれ
- てしまいそうですが(笑)
- 夏の本シリーズ第20段
- 『十二国記』
- 小野不由美・講談社WH
- この作品について解説するとき、
- 私は必ず「和製ファンタジーの最高
- 傑作」と言っています。
- 緻密な世界観や政治をからめた
- 話運び、流麗な文章からは作者の
- 力量を感じますが、この作品の真の
- 魅力は何といってもキャラクターで
- しょう。
- 十二の国からなり、王と麒麟が
- それぞれの国を治め、神仙や妖魔
- が存在する十二国記の世界ですが
- そこに住んでいるのは間違いなく
- 人です。
- 作者の小野不由美は決してきれい
- 事ではない人間の心理を書くことに
- 長けています。ねたみ、猜疑心、
- 自己嫌悪、自己憐憫……。
- 主人公達はなにかしらそういった
- 暗いものを抱えているのですが、
- 物語の進行と共にそれを否定するこ
- となく受け入れ、解決していくので
- す。中高生向けに書かれただけあっ
- て、思春期に抱えるであろう悩みを
- うち破るだけの力を持った作品であ
- ると思います。
- 少し暗めですが、最後まで読み通
- せば気分が晴れることは間違い無し
- です。
- 皆さんも是非、読んでみて下さい!
- 夏の本シリーズ第19段
- 『姑獲鳥(うぶめ)の夏』
- 京極夏彦・講談社
- さて、前々から薦められていた
- この作品ですが、やっと読みまし
- た!
- 私は日本のミステリをあまり
- 読まなかったし、特に伝奇、猟奇
- は敬遠していて、京極もまあ、似
- たようなものだと思っていました。
- しかし、単におどろおどろしい
- 事件を書くのではなく、そこに
- 科学を織り交ぜた実質の主役探偵
- である京極堂を放り込む事によって
- 独自の雰囲気を醸し出しています。
- 嘘か本当か、冗談か本気かわから
- ない京極堂の語りが最初は鼻につく
- のですが、惑わされる語り手、関口
- と共に引き込まれていくのが不思議
- です。
- シリーズは連作で出ているので
- もちろん読んでみるつもりです!
- さて、最近サボリ気味でしたが、
- こつこつやるという取り柄を私から
- 取ってしまうとあまり残らないので
- 再会!(笑)
- すっかり甲子園の季節なので、野球
- と言えばこれ!(嘘)という作品を
- 紹介します!
- 『逆境ナイン』
- 島本和彦・徳間書店
- 逆境とは!
- 思うようにならない境遇や
- 不運な境遇のことを言う!
- 主人公、不屈闘志の野球部は実績が
- なく、校長から廃部を言い渡される!
- しかし、不屈闘志は同地区の高校で
- 甲子園ベスト8の日の出商業を破ると
- 宣言。自らを逆境へ追い込んで特訓を
- 始める……。
- 次々と倒れるナイン、しかし不屈は
- 笑う!
- 「これが逆境だ!」
- その姿に感動し、立ち上がるナイン!
- 完全にずれた青春がそこにはあるの
- です(笑)
- しかしながら、島本和彦の漫画は数
- 多くの名言を生み出します。
- この作品には、私が好きな台詞の一つ
- 「わかった、わかったぞ。
- 飛行機があれだけ高く飛べるのは……
- すさまじいばかりの
- 空気の抵抗が
- あるからこそ
- なのだ!!」
- 逆境を糧に大きくなる男、不屈闘志。
- 私もそうありたいものです(笑)
8月1日
- 第一回会話中心オフ会を開催しま
- した!
- 急なオフでしたが、参加者9人と
- そこそこの規模にもなり、遠方から
- の参加もあって、私としてはとても
- 満足でした。
- 高田馬場に集合して、3時間の
- カラオケ。その後、恵比寿ガーデン
- プレイス、ビアステーション内の
- フェストブロイで食事をしました。
- 料理は食べ放題。バンドの生演奏
- などもあって、なかなかの雰囲気。
- また利用したいところです。
- 今回は私がよく下調べをしなかっ
- たためにいろいろと不手際があったり
- しましたが、次回はもっと計画的かつ
- 大規模にやりたいと思っています。
- オフ会のアイディアなどは常時受け
- 付け中!
- 遠方から東京へ出ていらっしゃる
- ときは、教えていただければ歓迎オフ
- など開きたいと思っていますので、
- お気軽にどうぞ。