- 久々に本じゃない話題を(笑)
- 今日の朝日新聞で読んだものですが、
- 最近「鉄人」という言葉がよく使われ
- ますよね。「料理の鉄人」からブーム
- になったらしいですが、古くは鉄人28
- 号や鉄人レースと言われるトライアス
- ロンなどがあります。
- 鉄人=怪力、不死身などのイメージ
- がありますが、料理の達人にそういう
- イメージはどことなく変ですよね。
- 達人と鉄人は発音が似ているので
- 簡単に受け入れられたと言うことで
- した。まあ、一流の職人というのは
- とても厳しいイメージがあるし、強い
- 精神力を例えて鉄人というのかも知れ
- ません。だから「料理の鉄人」という
- のはなかなか素晴らしい表現かも知れ
- ませんが、乱発して元のイメージを下
- げてしまうのだけはなんとかして欲し
- いですね。
- 本の紹介
- 『絡新婦の理(じょろうぐものからくり)』
- 京極夏彦・講談社
- 京極堂シリーズ第5段です。
- 連続して起きる目潰し殺人事件、そして山奥
- のキリスト教系女子校で起きるオカルト的な
- 連続殺人。一見無関係な二つの事件は、やがて
- 蜘蛛の巣のように絡み合い、一つの全貌を築き
- あげていく。
- 蜘蛛の巣の中心にいて全てを操るのは、いっ
- たい誰なのか……?
- 毎回、悲劇と言うべき終局を迎えるこの京極
- 堂シリーズですが、今回もまた悲しい結末を
- 迎えます。特に、全体に漂う無力感と言った
- ものが強く、京極堂の腰が重いのもうなずけ
- ます。彼の出陣は、結局、結末を早めるだけ
- なのだ、と。
- 複雑な事件を一般人がわかるレベルまで解体
- する京極堂の「憑き物おとし」は今回も健在。
- 彼の友人、関口巽がほとんど出てこないのが
- 残念ですが、次巻では大活躍らしいので期待で
- す!
9月20日
- 昨日、今日と母校の中高で文化祭があり
- ました。
- 内容は……というと、はっきり言って
- 「面白くない」の一言に尽きてしまうの
- ですが友達などに会うため、毎年行って
- います。
- この時期の文化祭ですから準備期間も
- 短いし、予算もそんなにありません。
- そうそう派手なこともできるわけじゃ
- ないのでまあ、仕方ないのでしょうけど、
- 調べたことを模造紙に書くだけの展示では
- あまりにお粗末です。
- あとは、生徒が外に出られないために
- 狭い敷地に内部の人間が溢れ、外から来た
- 人は少し怖い、というのもあります(笑)
- 文化祭で何か出展しろ、と言われても
- なかなか目的が見いだせないからそう一生
- 懸命になれないかも知れませんけど、自分
- 達が楽しめるようにはしたいところですね。
- この後、体育祭もあるのですが、そちら
- はなかなか楽しいんです。変わり種の競技
- や変な応援合戦など、毎年さまざまな工夫
- が為されています。
- 行事って、自分でやりだしたことでは
- ないから乗りにくいかもしれないですが、
- せっかくだから楽しんだ方が得ですね。
- 私も11月には大学祭があるのですが、
- 楽しもうと思っています。
9月16日
- ペンネーム及びハンドルネーム変更の
- お知らせです。
- 4月23日の開設より古井洋の小説
- ページとしてやって参りましたが、この
- 度、HNを古井 洋(ふるい よう)に変
- 更することにしました。
- そもそもこのHNを見て下さる方は
- ネットの知人が多いのですが、ほとんど
- の場所ではハンドルネームとして「洋」
- またはその変形を用いているため、ここ
- でだけ古井洋という名前を用いると
- たいへんわかりにくくなっています。
- もともと私はペンネームに大した思い
- 入れを持っていない(笑)ので、ネット
- のHNに合わせてペンネームの方を変更
- することにしました。以後、古井 洋と
- してよろしくお願いします。
- またまた本の紹介
- 『鉄鼠の檻』
- 京極夏彦・講談社
- 京極堂シリーズ第4弾です。
- 毎回、妖怪話や宗教などを絡めた怪談調の
- 話を展開するこのシリーズ、今回は山奥の禅
- 寺が舞台です。毎回、蘊蓄などがややくどい
- 感のあるのですが、今回は個人的に興味深く
- 読むことが出来ました。
- 禅寺で起こった殺人は禅的な動機で行われ
- るのではないのか? 僧侶は一般人と違う思考
- を持ち得るのでは? という登場人物の疑心暗
- 鬼が楽しめます。
- 今回は「悟り」が物語の重要な要素を占めて
- いるのですが、そこへ至る過程や内容などには
- なかなか深いものがあります。京極夏彦流の
- 「悟り」を見せてくれる一冊です。
- 今回は京極堂の出番が少ないものの探偵で
- ある榎木津礼次郎の出番が多く、彼のファンと
- してはなかなか満足です。
- しかし、京極堂シリーズ、回を増す事に厚く
- なります。800頁を越えるノベルズも珍しい
- ですね。電車の中で読むには少し根性が必要です(笑)
- 本の紹介。
- 『多重人格探偵サイコ』(コミック)
- 田島昭宇・大塚英志 角川書店
- 掲示板にもお薦めとあった作品です。
- スニーカーから小説も出ているのです
- が、まずコミックを買ってみました。
- サイコものと言えばいいのでしょうか、
- 精神異常者の引き起こす犯罪がアメリカ
- ミステリー界ではブームになり、これも
- 社会の変化によるものかと思いましたが、
- 日本ではあまり見かけませんでした。
- 実際、日本では猟奇殺人というものは
- あまり聞きません。
- 「サイコ」の特徴は田島昭宇の書く
- 白と黒の世界でしょう。「リアル」とは
- 違う、それでいて妙に生々しい世界、そ
- して死体。美しく描かれながらも同時に
- 恐ろしいその描写力が作品の内容とあい
- まって妖しい魅力を引き出しています。
- 警視庁に勤務していた刑事「小林洋介」
- は勤務中に恋人を殺され、その衝撃で
- 別人格が目覚め、犯人を射殺。懲役刑を
- 受けます。その後、別人格「雨宮一彦」
- として、犯罪研究所のプロファイラーと
- なります。様々な事件に関わる中、次々
- と芽生える自分の謎。そして、第3、4
- の人格が……。
- 始まったばかりの作品なのですが、
- なかなか目が離せません。次は小説版を
- 読む予定です。
- 久しぶりにゲームをやりました。
- 『メタルギア・ソリッド』
- コナミ・5800円
- このゲームはまあ、アクションゲームに
- 属するのでしょう。特殊工作員の主人公、
- ソリッド・スネークが単身、適地に潜入し
- 与えられた任務をこなしていくのですが、
- 普通のゲームと違うのは敵を倒していくの
- ではなく敵から隠れて進んでいくと言うこ
- とです。
- 通常のゲームで得られる爽快感こそあり
- ませんが、潜入任務の緊張感、一つ一つの
- 局面をクリアしていく達成感は他のゲーム
- にないものです。
- さて、このメタルギア・ソリッドのもう
- 一つの特徴は細部にまで渡って書き込まれ
- た世界観と、ストーリーです。戦争をテー
- マにした作品ではありますが、繰り広げら
- れる人間模様には反戦、反核といったもの
- が根底に流れています。
- また、昨今はやりのレンタリングCGを
- 使わないのも特徴で、すべてリアルタイム
- 演算のポリゴンムービーでゲームを演出
- しています。その出来は素晴らしく、また
- ゲーム内と同じポリゴンを用いているため、
- 自然にデモへ入り込むことが出来ます。
- クリアまで8時間少しと短くはありまし
- たが、全体的にすばらしい完成度の作品で
- した。
- ご無沙汰しておりましたが、復活です。
- さて、暦の上での夏はもう終わったので
- 普通に本の紹介。
- 「星界の戦旗2〜守るべきもの〜」
- 森岡浩之・ハヤカワSF
- 以前にも紹介した星界シリーズの新刊
- です。前巻で宇宙戦闘を経験した主人公
- ジントとラフィールですが、今度は地上
- 世界の統治を任されます。
- その地上世界はなんと、星全体が犯罪
- 者を収容する刑務所惑星で……。
- というところから物語は始まるのです
- が、この作者ならではの皮肉に満ちた
- 人間模様が繰り広げられます。
- そんな中、地上に降りたジントは不満
- を漏らしつつ一生懸命やっていきます。
- さて、読後感なのですが、わりとあっさ
- りしていて不満と言えば不満でした。
- この物語は宇宙に生きる種族、アーヴ
- そのものに魅力があると思うのですが、
- 今回は地上がメインでその出番が少ない
- からかも知れません。
- ですが、今回はジント中心の話で新鮮
- と言えば新鮮。
- 続きも気になります。