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1月1日

 とりあえず、新年のご挨拶。
 学校も会社も4月が区切りなので新年と言っても生活が変わったりしないのでおかしなものですよね。
 僕は毎年明治神宮へ初詣に行くのですが、今年は浅草寺に行ってきました。雷門から入って中央の仲見世に人が並び、新年になった瞬間大きな拍手が。
 心配されていた2000年問題も対したことは起こらず、いつもの年始でした。
 考えてみれば年号は人間が勝手につけたものなのに、その区切りで何かが起こるような気がするのも妙ですね。世紀末とか。
 しかしながら、節目を祝うのは嫌いじゃないからまあいいか。
 あけましておめでとうございます。


1月7日

『アトポス』
 島田荘司/講談社文庫

 『暗闇坂の人喰いの木』で登場し、『水晶のピラミッド』にも登場した御手洗シリーズの準レギュラー、松崎レオナが映画「サロメ」の周辺でまたもや事件が発生。
 吸血鬼の伝説をベースに頻発する猟奇殺人事件は精神に異常を来した松崎レオナの仕業なのか?
 松崎レオナの登場する巻はホラーの色が強くなる傾向にありますが、今回はそれこそ本格ホラーのような展開。死海のほとりに建てられた無人のモスクには本当に怪物が徘徊しているとしか思えません。
 そして今回はまたえらく登場の遅い御手洗。それだからこそなおさら頼もしいのですが、この『アトポス』こそ「異邦の騎士」とでもつけるべき作品かも。


1月17日

リュック・ベッソン監督作品
『ジャンヌ・ダルク』

 『レオン』『フィフス・エレメント』などを手がけたリュック・ベッソンが歴史物に挑んだ作品です。現代に生きる日本人でジャンヌを本気で整序だったと考える人はまずいないでしょう。そこをどう描くかがまず興味深いところではありますが、映画が始まってからしばらくのジャンヌは、誰もが想像するであろう田舎の小娘で、ストーリーに対する興味は激減! 中世ヨーロッパ時代の戦争スペクタクルと化しています。それでも、映像のすごさだけで引っ張っていけるだけの力はありましたが。
 ただ、後半、神の啓示に対する解釈などでジャンヌは葛藤し始め、そこでようやく映画の本編になったという感じでした(笑)
 主演の女優の迫力もなかなかでしたし、フランス軍元帥ジル・ド・レもかっこいい!
 大迫力のスクリーン映像で見る価値はありますね。


1月27日

『眩暈』
 島田荘司/講談社文庫

 まず、占星術殺人事件を愛読する青年が引き起こした事件という割にはあまり関係なくてがっかり(笑)
 この本の最も面白いところは、最初に出てくる手記に対する御手洗の解釈。ただ、それがずいぶん早いうちに出てしまって、あとは裏付けるための捜査に終始してしまうのがちょっと残念。ネタ的には十分なのに、もったいない感じがします。
 トリックが大きいと言えば大きいのですが、それも今までの御手洗シリーズと比べれば驚かされるほどのものでもないです。
 ただ、それでも十分に読ませてしまう島田荘司はさすがというところですね。
(以下、2月2日追記)
 ところで、知人が「これは純愛を描いた小説だ」と言うのですが、いかがなものか。
 手記の作者と、死体となった人の事なのですけどね。読んだ方、意見下さい。
 あっ、ちなみに男性は賛成しがたいと思います、たぶん。


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